一途で甘いキミの溺愛が止まらない。





ーーー「……おおっ、上条社長の息子さんだ」



「次期社長の子ね」



中に入ると人が結構いて、騒がしかった会場内が一瞬で静かになった。



そして、その人たちの視線はみんな扉の前に立つ私達を見ている。



いや、正確に言えば全員蓮くんを見ていた。



どうしてだろう。
私が見られているわけじゃないのに、すごく息苦しい。



「上条さん、ご無沙汰してます」
「蓮さんお久しぶりです」



みんな明らかに年上の人たちが、全員蓮くんに対して敬語で話しかける。



そうこうしているうちに、あっという間にたくさんの人で私たちは囲まれた。



一気に緊張して、何人かが『こいつ誰?』というような視線を向けてくる。