一途で甘いキミの溺愛が止まらない。





「……っ、わかったから、そんな目で見ないでキスしたくなる」



「…なっ……!」
「ちょ、蓮こんなところで何言って…!」



私だけでなく蓮くんのお母さんも反応したから余計恥ずかしさが増す。



蓮くんは私の反応を見て小さく笑った後、ようやく離してくれた。



そして心の準備をしてから、蓮くんのお母さんの方を振り向けば……。



私と同じようにドレス姿の綺麗な女の人が、蓮くんが嬉しそうな時のようなキラキラとした瞳で私を見ていた。



「な、何この子可愛い天使…!」



すると蓮くんのお母さんは勢いよく私に抱きついてきた。



な、なんだろう…いくつか蓮くんと重なる部分がある気がする。



さすがは蓮くんの親だ。
性格も似ている部分がある。