一途で甘いキミの溺愛が止まらない。





ーーー「あ、あの…お願いします、蓮くんを呼ばないでください…」



「大丈夫です、とても素敵です。


それに上条様には必ず呼ぶようにときつく言われておりますので…」



あの後。



ドレスを着たら二人の人が来て、その人たちに髪のセットと軽くメイクをされてしまった。



鏡に映る私はいつもの地味な私とは違うくて、逆に不自然だ。



何調子に乗ってるんだと言いたいくらい。



恥ずかしすぎて、どうしても蓮くんに見てほしくなかったから呼ばないで欲しいと頼むが、結局その人は呼びに行ってしまった。



一人で慌てふためく。



どうしよう、なんとかして今からでも……に、逃げる?



せめて、せめて何処か隠れる場所は…ダメだ、ない。