「嫌…?俺が嫌だって思うわけないよね?
むしろ嬉しすぎてるんだ。
もう無理、菜穂が可愛すぎて無理。
本当に俺、菜穂しか目に映ってない。
菜穂、俺と同じ時代に生まれてきてくれて…俺と同じ年に生まれてきてくれて本当にありがとう」
「そ、そんな大げさにしなくても…」
「大げさじゃないよ、事実だよ。
あーもうダメ可愛い、このまま連れ去っていい?
お昼寝しようか、菜穂のおかげで落ち着いたよ。
いや、本当のことを言えば今にも気絶できそうなんだけどね」
そう言って蓮くんは私をそっと持ち上げ、お姫様抱っこをされる。



