「し、新種の殺し方…?
え、俺死ぬの…?
俺の命が…し、心臓が苦しい…菜穂、俺多分もう無理だ…」
「え…れ、蓮くん…?
大丈夫なの…?」
顔を上げようとしたら、突然頭の後ろに手を置かれ、それを制されてしまった。
そしてようやく私のことを抱きしめ返してくれる。
死ぬとか無理とか言ってたから心配だったけど…大丈夫そうで良かった。
「大丈夫じゃ、ない、けど…その、どうしてこんなことを…?
ねぇ、俺を苦しめたいの?
え、泣くよ?なんなら今泣きそうだよ俺」
どうやら理由を聞きたいらしくて、蓮くんが何やら焦っていた。



