一途で甘いキミの溺愛が止まらない。





だけど、コーヒーを淹れるだけじゃ蓮くんの疲れはとれない気がする…というか、とれなくて当たり前だ。



じゃあ私は他に何ができるだろう。
ここまで無力だと悔しいなぁ。



私はいつも蓮くんに優しくされて、元気付けられてばかりなのに私は何も蓮くんにしてあげられてない。



何かないかな…と思った時。



いつも蓮くんに抱きしめられると落ち着く自分を思い出した。



その時、蓮くんはいつもどう思ってるのだろう。



もし私と同じ気持ちでいてくれたなら…少し、いやかなり恥ずかしいけど、私から抱きつきに行くことで蓮くんにとってプラスになるかな。



自惚れとか、自己満足で終わるかもしれないけど…何もしなくて終わるのは嫌だから、勇気を出そうと思った。