一途で甘いキミの溺愛が止まらない。





それから蓮くんはパソコンを開き、慣れた手つきで文字を打ち始めた。



すごいなぁ、手慣れてる。



きっと今までにも任されたことがあるのだろう。
やっぱり将来継ぐだけあってすごい。



仕事も完璧だなんて。



だけど最初からこんな完璧だったわけじゃないんだろうな。



きっと蓮くんには、私にはわからない何かを背負いながら今日まで生きてきたに違いない。



後を継ぐって、絶対しんどいはずだ。
期待もされるだろうし、比べられる。



そんな中で蓮くんは生きてきたんだって。



だからこそ私も頑張ろうと思い、切り替えて宿題に取り掛かる。