一途で甘いキミの溺愛が止まらない。





ーーーそしてご飯を食べ、三十分ほど経ってから蓮くんの部屋へと移動する。



本当になにもせずにのんびりするのは嫌だったから、すでにいくつか配られている夏休みの宿題をやることにした。



ソファには座らず、小さな机に宿題を置いて床に正座した…のだけど。



「菜穂、菜穂は俺の机で勉強してていいからね。


菜穂の方が素晴らしい人間なんだ、どうか俺のことは見下すようにして座ってくれて大丈夫だから」



「そ、そ、そんなことできないよ…!
蓮くんの方がすごい人だから…!


本当に蓮くんが勉強机使って?
お願い、仕事に集中しないといけないし」



そんな蓮くんを説得して、なんとか自分の椅子へ座ってもらう。