一途で甘いキミの溺愛が止まらない。





「……えっ!?菜穂!?」



そんな時、突然誰かに名前を呼ばれて驚く。



見ると、私の少し前に自転車に乗った千秋ちゃんが私の方を向いて驚いている。



「あ、千秋ちゃん…!おはよう」
「おはようって…菜穂、その前髪どうしたの?」



「えっと…切ったんだけど、変…だよね、あはは」



やっぱり指摘されてしまうと恥ずかしい。



「何言ってんの!
めちゃくちゃ可愛いから、それ!


絶対前髪で目隠さない方が可愛い!
え、菜穂可愛いすぎ…!」



そんな私の心を読み取ってくれたのか、千秋ちゃんは気を遣って可愛いと言ってくれた。



やっぱり優しいな。