ーーーそれから時間が経ち、夜ご飯を食べてお風呂も入り終え、そろそろ寝る時間になった頃。
私は明日、上条く……いや、蓮くんと私のお弁当を作ろうと思い早めにスマホのアラームをセットした。
それにおかずはもちろんバラバラにしないといけないし、蓮くんのを作るとなるとしょぼいのなんて作れない。
だから気合いを入れないといけないため、さらに早くセットし直す。
「菜穂」
「……は、はい…!」
その時、リビングのソファに座っている私の隣に蓮くんも座る。
夜になると不思議と蓮くんの雰囲気が一段と落ち着いていて、大人びて見えた。
もしかしたらお風呂に入ったから色気が増したとか…?
そんなことってあるのか、わからないけど。



