隣人はクールな同期でした。

え、でも疑問。


「早乙女さんとこに行ったじゃん…
 アレは?」

「あー…
 確かに両親が死んで
 アイツ自身も少し荒れていたから
一緒に住んで様子は見ていたけど
 俺にとっては“妹”みたいな存在にしか思えないから
“恋愛”としてヒナコを見れなかった」

「そう…なんだ」


早乙女さんが言ってた“振られた”って
そういう意味だったんだ…


「アイツには悪いなとは思った。
 俺に対する気持ちも知っていたけど
 これからもそれに応える事は出来ねぇし…
 だからこのままだと良くないと思って
 俺はマンションに戻ったんだ」


それは初めて聞かされた真実だ。

え、だって待って?
アタシのためがどうとかって言ってたはずじゃ…


「マンションに戻りたかったのは
 それが理由って事…?」

「…それだけじゃねぇよ。
 お前の傍にいたいからに決まってんだろ」


うわーぉ…
好きって気付いて意識すると
面と向かって言われる事が
こんなにも恥ずかしいとは…。


「さすがに俺の気持ちに気付いてると思ったけど…
 お前って本当、鈍感なヤツだよな」


なッ
気付くワケないって!!