隣人はクールな同期でした。


この人の目の前で倒れた事もあるし
そりゃ不安になるのも無理ないか…。


「大丈夫ですよ。
 しばらく入院生活が続きますので治療に専念します。
 毎日検査ばっかで
(しかもたまに息苦しくなったりして)
イヤですけどね。
これを機にゆっくり休みますよ」


と言うより
数日前に課長がお見舞いに来た際
『入院中でも出来る仕事があればやりたい』って言ったら
怒られたんだよね。
『病欠してる人間に仕事やらせるほど鬼じゃない』って。
まぁ確かにって話だ。
だから大人しくベッドで安静にするしかない。


それとアタシ的に気掛かりなのは…


「あの、陽向さん。
 アメリカに行く話なんですが…
 まだ保留にさせてください」


こうなってしまった以上
自分の気持ちもだけど
体を治さない事には外国に行くなんて
到底無理な話だ。


「それは心配しなくていい。
 俺も今自分で抱えてる仕事があるから
 今すぐには向こうに行けないんだ。
 3カ月ぐらいを目途に考えているけどな」


タイムリミットは3カ月…
それまでに結論を出さないと…か。