隣人はクールな同期でした。


そしてそれは
もちろん電話の向こうの煌月にも気付かれ…


『おい、どうした!?』


ほら、やっぱり気付かれた。
こうなれば隠すのは不可能。


「不整脈が続いてるだけだから…
 薬が効いてくれば、大丈夫…」


なんて言って
それでも尚
ちょっと抵抗して嘘をついてしまうが。


『そうは聞こえねぇぞ!
 なんだよ!どうしたんだ!?』


抵抗は虚しく
信じてくれてない。

それに、焦った声色から
確実にバレてるってわかる。

コイツの性格じゃ
これ以上は嘘は無駄だな。


「…わかった、正直に言うけど
ココんとこずっと
息が苦しいなって感じがしてるんだよ。
不整脈も続いているし薬は効いてないし。
なんかよくわかんないけど
今日は特に苦しくて眠れないし…」


ってバカ正直に言っちゃったよ。

だからこんな事を言えばこの男は…


『今そっち行くから。
 ドア開けろ』


って言って一方的に電話は切られ
そしてさっそくドアのチャイムを鳴らされた。


本当、行動が早いヤツだな…。
…まぁ、そんな連絡受ければそうなるか。