隣人はクールな同期でした。


ふと考えるのは
あの2人に対しての自分自身の気持ち。

陽向さんとアメリカに行くか
断って日本に残るか…


煌月は
アタシにどうしてほしいんだろ…


「あ…
 そういえばそうじゃん…」


自分で思いながら口に出してしまったけど。

アイツがアタシを…なんて
考えてなかったな。
陽向さんからアメリカ行きの話を聞いて
どう思ったんだろ…

いや、そもそもアイツは
アタシをどう思ってんの?


いやいやいや
さすがに聞けない、聞きたくない。


隣に住む同期って
他人のようで身内に感じる存在。

長い事一緒にいるしな…
もしかしたらアイツも“家族”みたいに思っているのかも。
そんな話はした事ないし
本人に聞いた事もないから
何を考えているのかは知らないけれど…


「ご飯でも食べよっと」


今後の事は
焦っても出す答えじゃない。

今はとりあえず陽向さんからの誘いを受けるか
まずはそこからだな。



だけどアタシは
まだハッキリと自覚してなかった。

そんな悠長な事を言ってる場合じゃないんだとは―――