隣人はクールな同期でした。

結局――――


「俺のためにこんなに作るなんて
さすがだな」


冷蔵庫にあるモノで作った料理を数品
テーブルに並べたらこの反応。


ったく。
アンタが作れって言ったんだろうが。


「余り物で作ったから
 口に合わなかったらすみませんね」

「食えるから問題ない」


それ、褒めてます?


「乾杯」

「ど、どうも…」


缶ビールを開け
2人だけのひっそり祝賀パーティーが始まった。

それは大袈裟か。


「「・・・」」


な、何を喋ったらいいんでしたっけ。

今日だけでもイロイロあったし
あの2人のおかげで
“恋愛”について考えてばっかで
普段どんな会話をしていたか忘れるなんて…。

ダメだダメだ。
意識しすぎは妙な空気になるし
何よりコイツに勘付かれる恐れが…


「なんだよ、さっきから」

「へ?」

「なんか気にしてんだろ」


いきなり勘付かれてたッ。


「べべべべべつに意識なんてッ」

「思いっきりわかりやすいのな。
 まぁ理由なんて粗方、想像はつくけど。
どうせヒナコに何か言われたとかだろ」


うーわ。
あながち間違ってもない…