隣人はクールな同期でした。

陽向さんと
アメリカに行く…?


「今の仕事も
 向こうで挑戦してみないか?
 日本と違う視点で
 イロイロと勉強になるから」


次から次へと話が進んでいて
全然ついていけない…


「急に言われても…」


心の準備なんて出来てない。
それどころか
今アタシに何が起きているのか
それすら整理出来てない。


「そう、だよな。
 困るよな…。
 返事は急がないから
 とりあえずゆっくり考えて。
 気持ちの整理がついたら
 また教えてほしい」


そう言われて
更に困ってしまったけど
ひとまずアタシは…


「…はい」


それだけ返事をしてしまった。

さすがに無視も出来ないし、ね。


「悪いな、セツナ。
 こんなところで」

「…いえ」

「だけど…
 俺は本気で思ってる。
 セツナと一緒にアメリカにも行きたいし
 それに…」


それに…?


「結婚も…考えてる」

「え…」


結婚…?


「じゃぁ…またな」


そう言い残して
去っていった陽向さん。

結婚って…

え、それって…


「プロポーズ…?」


そうなの?
中途半端な言い方されたけど?



まさか本当に
それって…―――