隣人はクールな同期でした。

さすがに
あんな状態なのに見過ごせない。
朝起きたら凍結でもしてるかもじゃん――



クローゼットから
使ってない毛布を2枚ほど引っ張りだし
急いで煌月の部屋に運び込むと
壁に寄り掛かったまま
寝落ち寸前の体に掛けてあげた。


「ありがとう…な」


起こしてしまったのか
小さくお礼を言われたから…
なんかやっぱ
コイツらしくないや。


「ねぇ…煌月?」

「…なんだよ」

「ココにいる事は
 早乙女さんは知ってるの?」

「…いや、言ってねぇ」

「言ってないって…
じゃぁ彼女には
なんて言って出てきたの?」

「…適当に。」


適当って…
それこそ1番適当な返事だな。

連絡が少しでもなければ
泣きながら大騒ぎする早乙女さんだよ?
ちゃんとした理由じゃないと
納得しないだろうし
もしかしたら今頃
血相変えて捜しまわってたりして…


「余計なお世話かもしれないけど…
 ちゃんと連絡しなよ?」


また電車に飛び込まれれても困るし。


「…あぁ。
 俺もアイツには話さなきゃいけない事がある…から」


なんだか意味深な発言だけを残して
煌月は完全に寝落ちてしまった。


早乙女さんに話さなきゃいけない事って―――