こんなときに薬はリュックの中に入れたまま
テントに置いてきてしまっているし
連絡が取れない状況と悪天候が重なり
不安げに泣いている早乙女さんは
怪我をして動けない。
さらには
助けに来てくれるか見込みもわからなくて
雨で体力を奪われていくとくれば
気持ちを落ち着かせるなんて
到底、無理な話だ。
雷の恐怖で冷静さなんて失ってしまう。
「…はぁッ、はぁッ」
「七星さん!?
どうしたの!?」
異常に気付いてくれた早乙女さんに
『こんなときにごめん』と
謝る事すら出来ない。
「七星さんッ苦しいの!?
大丈夫!?」
コクコクと首を縦にするのが精一杯だった。
脈を測るどころか
気持ちを落ち着かせる事も出来ず
ただただ怖くてたまらない。
「どうしよう…
でも私がなんとかしなきゃッ」
怯えて泣いていたはずの早乙女さんだったが
急にキリっとした表情に変わり
さっきまでとは違い勇敢になっている。
そして
解決策を模索しているようにも思えた。
すると―――
「コレが使えるかな!?」
そう言って取り出したのは
彼女のスマホ。
テントに置いてきてしまっているし
連絡が取れない状況と悪天候が重なり
不安げに泣いている早乙女さんは
怪我をして動けない。
さらには
助けに来てくれるか見込みもわからなくて
雨で体力を奪われていくとくれば
気持ちを落ち着かせるなんて
到底、無理な話だ。
雷の恐怖で冷静さなんて失ってしまう。
「…はぁッ、はぁッ」
「七星さん!?
どうしたの!?」
異常に気付いてくれた早乙女さんに
『こんなときにごめん』と
謝る事すら出来ない。
「七星さんッ苦しいの!?
大丈夫!?」
コクコクと首を縦にするのが精一杯だった。
脈を測るどころか
気持ちを落ち着かせる事も出来ず
ただただ怖くてたまらない。
「どうしよう…
でも私がなんとかしなきゃッ」
怯えて泣いていたはずの早乙女さんだったが
急にキリっとした表情に変わり
さっきまでとは違い勇敢になっている。
そして
解決策を模索しているようにも思えた。
すると―――
「コレが使えるかな!?」
そう言って取り出したのは
彼女のスマホ。



