隣人はクールな同期でした。

 
「でもバカなヤツじゃないと思うから
 早乙女さんのまっすぐな想いを素直に伝えていけば
 ちゃんと聞いて
 真剣に向き合ってくれると思うよ?」

「七星さん…」

「ご両親が亡くなって
 実家に早乙女さんだけになってしまったから
 アイツ心配して
『独りにさせたくない』って
 だから今一緒に住んでいるんだよ?
 怒ってるワケないんじゃないかな?」


それは間違ってないよ。
誰よりもアナタを想っているのは
煌月だと思うから…


「ありがとう…
 なんかちょっと元気出てきた」

「そう?
 それなら良かった。
 だから諦めないで助けを信じよ?」

「うんッ!」


早乙女さんが元気になったみたいだから
ひとまず少し安心かな…

あとはどうやって見つけてもらうか…か。

実際のところ
こんなところで女2人
目印もないのに本当に捜し出してもらえるかなんて
正直わからない。
ますます暗くなっていっているし
雨脚も速くなってきている。

でもココで諦めてしまったら
生きて帰れなくなってしまう。


だから、大丈夫。
絶対2人は来てくれる。