隣人はクールな同期でした。

PM 4:30 ―――


「早乙女さん
 大丈夫…?」

「うん…」


落下したところまで戻り
早乙女さんと合流したけれど
現状は何も変わっていない。

それどころか
余計に悪くなっている。
連絡も取れなくなってしまったため
救助を呼ぶ事も出来ず
辺りは徐々に暗くなっていってるから。

そして極めつけは…


「雨…」


ポツポツと降り出した雨粒は
少しずつアタシ達の体力を奪っていった。


「七星さんごめん…
 私のせいで
 こんな事に巻き込んじゃって…」


やらかしてしまった過ちが
どれほどのモノだったのか
身をもって知り後悔している早乙女さん。


「悪気があったワケじゃないんだから
 気にしなくていいよ」


煌月に関する事になると
まわりが見えなくなってしまうっていうのは
もう何回か痛感しているしね。


「またジンくんに怒られちゃう…
 本当は迷惑掛けたくないのに…」

「早乙女さん…」

「アタシといるときのジンくん
 いつも怒ってる…
 どうしてなのかな…」


なかなか難易度高めな疑問だぞ。


「怒ってんのかなぁ…
 アタシからしてみたら
 いつも怒ってるみたいに見えるけどさ」


フォローになってない。