隣人はクールな同期でした。



俺が聞こえた範囲では
ヒナコの事はわからなかった。

でも七星が電話に出たって事は
アイツは…出られない状態って事なのか?

それって
まさか…


「煌月ッ
 他に何か手掛かりになる事は
 言ってなかったのか!?」

「え…」

「捜すんだよ!セツナ達を!
 それにはお前が受けた電話が頼りなんだ!!」


陽向さんのその言葉で
目が覚めた。

そうだ…
今は2人を捜す事が先決だ、と。


七星が言ってた言葉…


言葉…

“川沿いに―――”


「そうだ…
 川だ…」

「え!?」

「川沿いに進めって!
 アイツ確かにそう言ってたッ」


しっかりしろって
自分に言い聞かせてるときって
不思議な事が起きる。

意識の問題なのか
気持ちの表れなのか
頭が冴えてくるから。


「陽向さん。
 むやみに歩き回っても仕方ないです。
 七星から川が見えるって事は
 逆に俺達からも見えるかもしれない。
 川沿いを中心に捜しましょう」


確証なんてないけれど
今出来る事から始めないと
2人は助からない。


「わかった!
 上のヤツらには俺が話してくる。
 セツナ達を見つけよう」