隣人はクールな同期でした。

しかし
願いは虚しく
煌月のお母さん…アカリさんは
帰らぬ人となってしまった―――


大雨が降りしきる中
執り行われた葬儀に参列させてもらったが
喪主として
毅然とした態度で振舞う煌月を見ると
胸が張り裂けそうになる。

祭壇に飾る笑顔のアカリさんの遺影に
涙が止まらなかった。

お焼香が
こんなにも苦しいものだとは
思いもしなったんだ。


今、どんな気持ちで
煌月は座っているんだろう…

どんな思いで
母の死を受け入れているんだろうか…

きっとそれは
アタシには到底
想像が出来ない深い深い悲しみだ。

あまりにツラすぎる現実だよ―――



葬儀が終わったその晩。

アタシは着替える気にもなれず
電気だけ点けたリビングのソファに座り
何も考えずただボーッと真っ暗な空を眺めていた。

たったこの数日の出来事なのに
あまりに一瞬で
あまりに惨い…


「煌月…大丈夫かな…」


スマホを見つめ
何度も連絡をしようか迷った。

でもなんて声を掛けていいのかわからなくて
結局、電話も掛けられない。


しかし―――