隣人はクールな同期でした。

「七星…」

「アンタがしっかりしなきゃ!
 お母さん絶対不安になってるからッ
 傍にいてあげてよ!!」


必死に訴えたせいか
煌月はハッと我に返り
財布と携帯だけ持って
マンションを出て行ってしまった。

アタシは…ついて行かなかった。
今は、そうしちゃいけないって思うから…

アカリさん
息子のためにも頑張ってください。

アイツを
独りにしないであげてほしい…

どうか生きていてください。
お願いします…


ただそれだけを祈り続けた。
アタシに出来る事は
それしかないから―――



1人残されたアタシはというと
結局食べ損ねてしまった夕飯を独りで食べ。
あ、煌月宅でだけど。
煌月とアカリさんの事を考えながら
自分の部屋へと戻った。

その日
煌月からの連絡はなく
状況もまったくわからないけれど
アタシは何も聞かなかった。
今は2人にしてあげるべきだと思うから。

だけど…


「アイツ…大丈夫かな」


それだけが気掛かり。
あまり言葉にしないヤツだから…

あんなに震えてるアイツを見るのは
もうイヤだよ…―――