隣人はクールな同期でした。

「ごめん、お皿…」

「んなモンどっちでもいい。
 また買えばいいだけの話だ。
 いいからお前は座ってろ」

「いや、本当に発作じゃないんだけど…」

「だとしても
 落とした事に驚いてなるかもしれねぇだろ」


まさかそこまで考えるとは
過保護が過ぎるぞ。


掃除も終わり床は見事に元通り。
用具を片付けに別室へと消える煌月にお礼を言って
改めて食事を…と準備を再開。


さっきの事は忘れよう。
2人は家族同然なんだから
一緒にいて当たり前なんだし。


気持ちを切り替えたところで
煌月のスマホのバイブが
テーブルの上で震えている事に気が付いた。


「煌月―!
 電話来てるっぽいよーッ」


ちょっと大きな声で呼んでみると
聞こえたのかすぐに戻ってきてスマホをチェック。


「悪い。
 電話してくる」


画面を見るなり神妙な面持ちで
足早にまた部屋を出ていってしまった。

電話の相手は
早乙女さんかな?

もしそうなら
この状況は絶対バレたらマズイ。

アタシと早乙女さんとの関係性も
やっとほんの少しだけ解消された(はず)。
それなのにまた問題を起こして
話がややこしい方向に拗れるのは
マジで避けたい。