隣人はクールな同期でした。

仕事も出来て料理も出来る男だとは。
ハイスペックだなぁ。
コレは早乙女さんも虜になるワケだな。


「こういう男の冷蔵庫は
 いったい何が入っているんでしょう~
 ちょっと失敬するよ~」


本人の許可なく勝手に開けてみるも。


「アレ。空っぽじゃん」


ほとんど何も入ってない。
大きい冷蔵庫の割に
かなり意外すぎる。


「なんだ、つまんない。
 お皿借りるよー」


的外れにガッカリしつつ
料理の準備を続ける。


「ねぇ、なんで冷蔵庫の中
 何も入ってないのさ」


ついでに疑問も聞いてみたりして。


「勝手に見んな。
 しばらくヒナコんとこにいたから
 何も買ってねぇんだよ」

「え…」


ガッシャーンーーー

煌月の言葉で驚いた拍子に
思わず手に持っていたお皿を
床に落として割ってしまった。


「どうした!?」


あまりに大きな音だったからか
驚いた煌月も来てしまう大事。


「ご、ごめん!手が滑って…
 うわ、最悪…こんなにやってしまったッ」


足元の割れて散らばった皿の破片を片付けながら
頭ん中はアイツの発言がグルグルまわる…