隣人はクールな同期でした。

どうしてわざわざ
アタシに言う?

それってつまり
遠回しに“手を出すな”って事っしょ?


そんなの
決まってる。


「はい。
 構わないです」


吹雪さんと陽向さんがどういう関係であっても
アタシには関係ない。


関係…ない。



そう言ったせいか
吹雪さんのスイッチが入ったらしく
まるで見せつけるように行動が始った―――


「お疲れ、セツナ。
 調子はどうだ?」

「あ、はい。
 特に問題はないです」


別件で用事があって広報に来た陽向さんが
仕事をしているアタシに
労ってくれたのだが。


「アルト?
 ちょっとコレ見てほしいんだけど」


必ずと言っていいほど
吹雪さんが来る。

まるでアタシ達が2人きりにならないように
見張っているかのように…。


もちろんそんな事を
知るはずもない陽向さん。


「あ、あぁ。
 じゃぁセツナ、またな?」


ちゃんと彼女の元に行く。
当たり前か。
2人は特別な関係なんだから。


気にもしない。
コレが本来、普通の事。


「セツナ!
 また連絡するなッ」


去り際に爽やか笑顔と
そんなセリフ…




やめてくれ。