隣人はクールな同期でした。

根拠も証拠もない勝手な憶測で
吹雪さんの事を何も知らないくせに
悪い考えは良くない。

こんな事で仕事に影響するなんて
アタシらしくない。


…と、何度も自分に言い聞かせながら
吹雪さんと向かい合わせに席に座った。


「では、始めましょうか」

「はい。
 宜しくお願いします」


誰もいない1部屋に
2人だけの空間。

彼女の全身から醸し出される“魅惑のオーラ”が
同性のアタシにすら感じるほどの
大人の色気に殺られそうになりながら。←完全に変態発言。


順調に仕事は遂行されていった―――


「少し休憩しましょうか」

「あ、はい。そうですね。
 コーヒー淹れてきますね」

「ありがとう、セツナさん」


キリのいいところで一時中断し
アタシは一旦退室。
給湯室でコーヒーの準備をした。


この人ととの仕事
すごくやりやすい。

サクサク進むというか
流れとテンポが良くて
更に説明もわかりやすい。
陽向さんと仕事をしたときと
似てる感覚。


「アレが“出来る女”なんだろうね…」


同業者とし尊敬する反面
自分も頑張らないとなとは感じる。