隣人はクールな同期でした。

誰であっても関係ないから
まぁいっかってスルーしていたんだけれど―――


「え、編集部に
 女性の新入社員が入ったの?」


その日の夜
いつもの居酒屋にて
(オッチャン店員にはあの後、しっかり謝っておきました)
ビールを飲みながら
正面で煌月からそんな報告を受けた。


「正確には新入社員じゃない。
 陽向さんが渡米してた先の会社の同僚だ」

「へぇ~…
 じゃぁ外国の方が日本に来たって事?」

「いや、日本人だ。
 もともとは日本の出版社で働いていたらしい。
 陽向さん同様、海外に転勤になって
 今回コラボ企画もあって帰国したんだと」

「ふーん」


外国とのコラボ企画ねぇ。
さすが帰国子女。
日本だけじゃなくて世界にまで拡大させるとは。


「女性社員ねぇ…」


って…あれ?ふと思い出した。
もしかして今朝
陽向さんと話してたあの人がそうなんじゃ…


「ねぇ、その人ってさぁ
 やたらと胸がデカい美人秘書みたいな人?」

「はぁ?なんだその抽象的な言い方は。
 それに胸って…どこ見てんだよ」


ダメだった?
なかなかわかりやすいと思ったけど。