ここの病院の看護師さんであろう人がドアから
顔を覗かせていた

「りんかさんのお母さん、先生、
お話がございますのでよろしいですか?」

「・・はい、わかりました。りんかとりあえず、
ゆっくりしてなさい。」
「俺も話を聞いてくるからな。」

結局、状況がつかめないまま、
病室に妹と2人になってしまった。

「ねんねしてたらー?」

「そうだね、そうするよ。」

降りやまなそうな雨の音を聞きながら、
私はもう少し眠ることにした。