真剣な眼差しで見つめられ、頭の上にはてなマークが並ぶ。
リナ、ちゃん……?
「いーい、あんたはね、最高に良い女なのよ」
……っ。
「人の噂なんかに流されるような男に、傷つけられる必要無いの。もっと自信を持ちなさい。あんたと出会うまで女友達なんか要らないって思ってたあたしがここまで言うんだから、絶対よ。静香ほど優しくて、信頼できる人間、いないんだから」
私は……なんて素敵な友達に、恵まれたんだろう……。
私なんかのために、ここまで言ってくれる友達がいるなんて……
「リナ、ちゃん……」
瞳いっぱいに溢れる涙。私は思わず、リナちゃんに抱きついた。

