【完】無自覚な誘惑。〜俺だけを見てよ、センパイ〜




俺が忘れていた仕事がすでに終わっていたことが、この合宿中何度もあった。

どこまでも気を回して、部員たちが合宿に専念できるように誰よりも貢献してくれた。



引き受けてもらえるか不安な仕事も、笑顔でやりますって答えてくれて、冗談抜きに静香さんのことは女神だと思ってる。

ストレスなく5日間やってこれたのは静香さんのおかげ。


俺はこんなにも助けられたのに……


静香さんを助けられなかった。気づけなかったことが、本当に悔しい。

悔しくて悔しくて……そして、気づいた。




どうしてこんなに……悔しいんだ?