何も得ることの無いまま まるで何も無かったかのように 友達として、ただのクラスメイトとして ただの?いや元の関係に 私は当然辛かったから、話すことも出来ない 姿を見た途端に避けるようにもなった。 でも親友の片割れは何も変わらず楽しそうに話すだけだった。 (ああ。まだ私は好きなのに) そんな気持ちを抱えつつ、笑顔で普通通りに接していた。 そんな時に… “ あの事件 ” が起こったのだった。