「これ で最後にして 」 首許に 青く光る ナイフ 「相手にしてない初めから 」 唾を飲む 「嫌いなの初めから もう来ないで?」 彼女の 左の口端だけ 5ミリ あがった 立ちすくむ男に刺さる刃は 無色透明 いや 刺されたのは僕 「見てるのはあまり趣味が良くないね」 視線を共有したのは 僕 そして 彼女は そして 君 は 僕に