「おまえ、6月だからって薄ぎすぎ。
寝てる間寒そうにしてるから、勝手にわりぃけど俺のカーディガンかけた」
隣から先輩の声がきこえる
先輩の声だ
まだ一日なのに懐かしい感じがする
「待ってください。
先輩は、寒くないんですか?」
「別に」
「、、そっか」
先輩のカーディガンからふわっとにおいがする
変態かもしれないけどこの洗剤いい香り、、好きだなぁ
「てか帰ろ。下校時間」
「あ、、はい。ごめんなさい、」
結局先輩のとこ待たしちゃった
もうしわけないなぁ
「ねぇ」
「?はい、、」
「、、、、」
「?」
じーーーーーっと先輩が私を見つめる
