颯の教え方はすごく上手だった。 や、やばい。 わかるんですけどっ! 30分前にはみてクラクラしていた数字が 生き生きしているようにみえ、 公式もスラスラ出てきた。 颯ってすごいわ…。 「ん、解けた?」 「うん!やばい! ありがとう!!」 わたしが颯の手をぎゅっとにぎりながら言った。 すると、颯はらしくない 顔を赤く染めた。 「…別に。」 わたしもなんだか照れて赤いのが写ってしまった。 「なんでお前も赤くなんだよ、あほ。」 「な、なんか」