あきらと、家が隣だって事に気づいたのはその翌日でした。 いつものようにランドセルをしょって家を出た私の前に、 何故かあきらがいたのです。 「おはよう」「お、おはよう・・・?」「家、となりみたい」 小学生相応の無邪気な笑顔。 少し、大人じみた言葉。 見た目は普通の小学生なのに、 どこか”あきら”は他の人と違っていました。