「ええ、そうよ」と言う彼女は両手で私の右手を包んだ。
私は心臓が爆発しそうなくらいに驚いたが、彼は「ふぅん」と言って顔を背けると、私の(多分)悪口を言った。
そして「わかった」と、言った顔は、ニヤリという擬音が似合うくらいカッコ良かった。
家庭教師が「じゃあ」二人に任せましたよと言って、図書室を退出し、私は、美形の双子と、取り残された。
私は心臓が爆発しそうなくらいに驚いたが、彼は「ふぅん」と言って顔を背けると、私の(多分)悪口を言った。
そして「わかった」と、言った顔は、ニヤリという擬音が似合うくらいカッコ良かった。
家庭教師が「じゃあ」二人に任せましたよと言って、図書室を退出し、私は、美形の双子と、取り残された。

![【黒・中編・画】湖面に写る月の環[今昔擬人化小説]](https://www.no-ichigo.jp/img/member/142243/nc0rrl7caz-thumb.jpg)

