「......あら、そう言うことなのねぇ」
そんな二人の様子を交互に見る第三者。
そして何かを察したように顔一面に不敵な笑みを浮かべて頷きながら、シエラに視線を送った。
(!)
満面に浮かべるそんな不敵な笑みは何処か何もかもを見透かしているような気がしてドキッとした。
「?」
何が何だか分からずに、首を傾げるのはカイム。
「........。
あのネビアさん、それより教えてくれませんか?
――――。
この街に、何が起こったのか」
不敵な笑みの意味が分からずに不思議そうな視線を二人に送り、そして話を本題へと戻す。
ッ。
そうだ。
再会した勢いですっかりと忘れていたが、忘れてはいけないことがあった。
「.....あぁ、そうね。
驚いたでしょ?
こんなに、この街が変わっちゃってて。
ちゃんと、説明しなきゃ.....いけないわ」
逸れていた話が本題へと戻り、ネビアが今まで浮かべていた不敵な笑みが哀しみかがった笑みに変わった。
何だか見ているこっちまで哀しくなるようなそんな笑顔。
「全て話すわ。
でも此処じゃ場所が悪い。
さぁ奥に上がって頂戴?
奥に他の皆も居るわ」
――――。ッ。
ネビアは一つ深く息をつくと、部屋の奥を指差した。
その先暗くてよく見えないが奥に続いているようだ。
「行きましょう」
背を向けてそのまま奥へと歩み出した。
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