【短】君が撮る秋空に、わたしの恋心が浮かんでる。



 そろそろ終わる頃かもしれない。


 そうなったら、大空くんは何を言うだろう。告白のこと……話さなきゃならないよね。


 どうしよう。自分でもびっくりするくらい、あっさりと告白しちゃった。


 遠く離れた場所に住んでいる大空くんを好きになったら、悲しくなるってわかっていたのに。年に一回しか会えないのに。


 どうして、好きになったんだろう。
 どうして、告白したんだろう。


 わたしの心を掻き乱すように、またブルーインパルスが現れた。