自分でも真っ赤になってるんだろうなって顔を手で隠す。 でも写真に残っちゃってるし、意味がないのはわかってる。でも恥ずかしい! 「これ消したら、告白がなかったことになりそうだから」 何を言われたのかわからなかった。 別にどっちでもいいんじゃないかな。わたしの告白に答えるつもり、ないんでしょ? ねえ、大空くんはどうなの? 「お、来た!!」 わたしの心なんてほったらかしで、大空くんは空にレンズを向ける。 航空自衛隊基地方面から、隊列を組んだブルーインパルスが現れる。