真ん中にいるにも関わらず自分より先にメンバーの紹介をするなんて…。 この人…仲間想いで、 見た目よりも良い人かも。 「そして僕、荒河愁也です」 愁也はカメラに爽やかな笑顔で自己紹介をした。 子供のようにニカッと無邪気に笑う彼を見て、あたしは瞬時に悩殺された。 この笑顔を見るだけで… なんだか胸が締め付けられる。 脳みそに浮かび上がった たったの二文字は… 【スキ】