「だよね~!何であんなにカッコいいんだろう……」


奈未、目がハートになってるし。


「奈未にはカッコいい彼氏がいるじゃん!」


「そうだけど……。芸能人として、好きなの!」


ふぅーん。

そういうもんなのかな。


奈未の彼氏は、隣のクラスの斉藤くん。

幼なじみなんだって。



その時、先生が教室に入ってきた。

「みんな、席につけー。」

先生の声で、みんながバラバラと席につく。


「あれ、柊木は?今日は連絡もらってねぇぞ。休みか?」


──ガラガラ


「すみません、遅れました。」


教室のドアが開いて、星弥が入ってきた。