死にたい僕は生きていて
生きたい君は明日を待っている
なのに悲しいのは人間だ
世界なんてと嘆くなら僕が君の生きる理由になりたい
これは僕の最後で始まりの言葉
世界も人も全てが歪みまともな人間はいないのだ
僕は気付く
君も僕も生まれた意味すらわからない化け物だと
涙が流れてしまうのは生きたいのだろう?
君は笑いこう言った
分かっていたよ

僕は辛くても尚生きたいのかとそう考えた
僕は…
ほんの一瞬でもいい愛が欲しい
そう願う
君は微笑み手を伸ばすその先にいるのは僕
あぁ、そうか
君が僕を愛してくれるそれだけで幸せだ
その伸ばす手を強く握る
僕は死にたいけれどいずれ終わる
永遠などないのだから
その命の糸は脆く儚く結ばれている
その糸を胸に宿して明日を迎える
どんな世界でも君が居るから生きてみたい
君がくれた様に僕も君に愛を捧ぐ