しばらくすると斎藤が原田を連れてきた。



「斎藤、ちょっと出てくる。」



「分かった。」



原田はさよの手を引いて近くの河原まで歩いた。



「何かあったか?」



「私自身まだ混乱していて、おかしいって思うかもしれないけど聞いてくれますか?」