ぞっとした少女は、そして今、まさしく背後に、なにかの気配を覚えた。
ぎ、ぎぃ。
ぎぃ、ぎ。
と、階段を、とてもとても、とてもとても、ゆっくり降りてくる音。
ぎぎぎぃ。
ぎ、ぎぃぎ。
まだ新しい家なのに、いやに、音はきしんだ。
なにかに踏み締められた床が、一瞬で腐り果てているのではないか。
そんな予想が、背後から、臭い空気と共に漂ってくる。
ハ、ァ。
ハァ、ア。
「……っ」
荒い吐息が、少女の背後でなまあたたかい。
逃げ出したかった。
いっそ振り返りたかった。
が、少女は、階段をなにかが降りてくる音を聞いた瞬間から、指一歩、動かせなくなっていた。
ぎぃ、ぎ。
ハァ。
臭い気配と足音が、
ぎぎ、ぃ。
ハ、ァア。
少女の、すぐ、後ろに。
なにかが、するりと、少女の首筋に触れた。
するり、するりと触れた。
一ヶ所、二ヶ所、三ヶ所……
やがて少女は、背後の何者かが、首に手をかけていると知った。
ぎ、ぎぃ。
ぎぃ、ぎ。
と、階段を、とてもとても、とてもとても、ゆっくり降りてくる音。
ぎぎぎぃ。
ぎ、ぎぃぎ。
まだ新しい家なのに、いやに、音はきしんだ。
なにかに踏み締められた床が、一瞬で腐り果てているのではないか。
そんな予想が、背後から、臭い空気と共に漂ってくる。
ハ、ァ。
ハァ、ア。
「……っ」
荒い吐息が、少女の背後でなまあたたかい。
逃げ出したかった。
いっそ振り返りたかった。
が、少女は、階段をなにかが降りてくる音を聞いた瞬間から、指一歩、動かせなくなっていた。
ぎぃ、ぎ。
ハァ。
臭い気配と足音が、
ぎぎ、ぃ。
ハ、ァア。
少女の、すぐ、後ろに。
なにかが、するりと、少女の首筋に触れた。
するり、するりと触れた。
一ヶ所、二ヶ所、三ヶ所……
やがて少女は、背後の何者かが、首に手をかけていると知った。

