『んっ』 男の人はうっすらと目を開けた 『誰だ!お前は!』 うっわぁ、イケメン。やばっ、こんなかっこいい人初めて見た。 「だ、大丈夫ですか!?たてます?自己紹介は後にします!」 「まず、ここから逃げないと!」 男の人を立たせ、駆け出した 火が燃え上がる中、走り去る2人を1人の青年が呆然と見つめていた。 “ごめんなさい……。ごめんなさい……。 悲痛な声は炎の音にかき消され、青年も姿を消した