だめだめな完璧美少女

「おかえり、おかえり灯里ちゃん!」

陽菜が栗谷を抱きしめていた。

「陽菜……先輩……、私、私っ……
ごめんなさい!!本当にごめんなさい!」

抱きしめられたまま、栗谷は泣き出した。

「いいんだよ。灯里ちゃんと一緒に仕事したかったんだ私。
戻ってきてくれてありがとう。」

陽菜は穏やかな顔で栗谷をなだめている。

なんというか、家とは違ってだいぶ大人っぽい表情、できるんだなーこいつ。

正直いってすごいかっこいい先輩だ。





その日からというもの、栗谷は陽菜のことを相当尊敬するようになったようで、ずっと陽菜についてまわっている。

最近は俺が陽菜と帰ろうとすると、
「私の陽菜先輩に手出ししたら承知しませんからね!」
なんて。生意気なやつだ。