「とわ、どうしたの?」
俺は何と聞かれても答えないと心に決めていた。
陽菜を傷つけるやつは絶対に許さない。
俺は帰り道、陽菜と一言もしゃべらなかった。
「とわが言いたくないなら無理に聞かないでおくけど、さっきからとわ、ものすごく辛そうだよ……。」
陽菜はベッドに身を投げた俺の顔を覗き込もうとする。
陽菜の手が優しく俺の頭を撫でた。
「ひなの……気持ちを……踏みにじったから。」
「え?」
「栗谷がひなの気持ちを踏みにじったから!
俺、許せなくて!!」
俺はベッドに顔をうずめたまま、そう叫んだ。
そのままの勢いで、あの状況になった経緯を話した。
「……わ、私の為に怒ってくれたの……?
優しいね、とわは。私とわのそういうとこほんと大好き。
でもさ、それって灯里ちゃんの気持ちをないがしろにしてることにならないかな?」
いくらなんでもそれは。
「ひなは優しすぎる。」
「ひなは全体のこと考えて、栗谷のこともちゃんと考えて、悩んで悩んで、ミスしてもあんまり傷つけないようにって。
なのに、あいつは、わざとミスしたし、
ひなのことを邪魔者だって言った。」
ああ、だめだ。
黒い気持ちが。怒りが溢れ出して止まらない。
こんなこと言っても優しくて純真無垢で白くて柔らかい彼女の心を傷つけるだけなのに。
それなのに。
陽菜は俺をぎゅーーーっと抱きしめた。
「とわありがとう。
私のことを大事に考えてくれてありがとう。」
「私だって、灯里ちゃんのこと大好きだもん。
あの子は本当にいい子だってわかってる。
だからこそ、そんな灯里ちゃんをかえてしまうくらい、灯里ちゃんは本気なんだよ。
ちゃんと、返事してあげなくちゃね。」
俺は何と聞かれても答えないと心に決めていた。
陽菜を傷つけるやつは絶対に許さない。
俺は帰り道、陽菜と一言もしゃべらなかった。
「とわが言いたくないなら無理に聞かないでおくけど、さっきからとわ、ものすごく辛そうだよ……。」
陽菜はベッドに身を投げた俺の顔を覗き込もうとする。
陽菜の手が優しく俺の頭を撫でた。
「ひなの……気持ちを……踏みにじったから。」
「え?」
「栗谷がひなの気持ちを踏みにじったから!
俺、許せなくて!!」
俺はベッドに顔をうずめたまま、そう叫んだ。
そのままの勢いで、あの状況になった経緯を話した。
「……わ、私の為に怒ってくれたの……?
優しいね、とわは。私とわのそういうとこほんと大好き。
でもさ、それって灯里ちゃんの気持ちをないがしろにしてることにならないかな?」
いくらなんでもそれは。
「ひなは優しすぎる。」
「ひなは全体のこと考えて、栗谷のこともちゃんと考えて、悩んで悩んで、ミスしてもあんまり傷つけないようにって。
なのに、あいつは、わざとミスしたし、
ひなのことを邪魔者だって言った。」
ああ、だめだ。
黒い気持ちが。怒りが溢れ出して止まらない。
こんなこと言っても優しくて純真無垢で白くて柔らかい彼女の心を傷つけるだけなのに。
それなのに。
陽菜は俺をぎゅーーーっと抱きしめた。
「とわありがとう。
私のことを大事に考えてくれてありがとう。」
「私だって、灯里ちゃんのこと大好きだもん。
あの子は本当にいい子だってわかってる。
だからこそ、そんな灯里ちゃんをかえてしまうくらい、灯里ちゃんは本気なんだよ。
ちゃんと、返事してあげなくちゃね。」


