マリーゴールドが咲く前に




そしてわたしと川瀬くん 2人きり 。



それでもずっと黙ってる 。



居ても立っても居られなくなって帰ろうと立ち上がった時 、





「 蜜 」






川瀬くんがわたしを呼んだ 。





川瀬くんが見上げてる視線の先はわたしだってわかってる 。

川瀬くんの瞳孔がわたしを捉えて離さないことも 。



でもわたしは川瀬くんを見ることができないの 。