わたしは今すごいことを言ったと気付いて必死に訂正する 。

「 ちがっ ! あの〜〜 … 友達として !! 」

どうなのかな〜って言いながら川瀬くんをちらっと見ると 、 さっきの笑顔は無くなって驚いている 。


「 あっ じゃあ ! わたしは帰るね … ! 」


逃げるように川瀬くんの前を通りすぎようとした時 、
手首を掴まれて昇降口の角の壁に押される 。